授乳後に胸が小さくなる原因と対処法とは?
赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなり、
無事に卒乳を迎え、外出先や寝かしつける際の
授乳がなくなるととても楽になり、
ホッとしているお母さんも
多いのではないでしょうか。
しかし一方で、
授乳をしていた時にはハリがあった胸が、
卒乳後、垂れてしぼんでしまったり、
小さくなってしまったり、ということで
お悩みではありませんか?
一般的には、元に戻ると言われていますが、
実は9割のお母さんが、
卒乳後、胸が小さくなってしまったと
実感しているそうです。
一度小さくなってしまうと、
なかなか元に戻すのは難しいものと
諦めている方も、なんとか歯止めをかけたいと
対処法を探している方も少なくないでしょう。
そこで今回は、
授乳後に胸が小さくなってしまう
原因と対処法についてご紹介します。
授乳後に胸が小さくなってしまうのはなぜ?
妊娠すると女性の身体には
色々な変化が起こります。
その変化は胸にも起き。
たくさん母乳が出るよう、
女性ホルモンのプロゲステロンが
乳腺を発達させていきます。
その乳腺を守るため周辺には脂肪がつき、
それにより胸が大きくなったり、
張るようになります。
そして出産後、母乳を作るためのホルモンである
プロラクチンが分泌されることで、
さらに胸が大きくなります。
しかし赤ちゃんが卒乳し、
母乳を作る必要がなくなると、
プロラクチンというホルモンの分泌がなくなり、
その役目を終えた乳腺も衰退していきます。
乳腺が衰退すると同時に、
それを守っていた脂肪も減り、
結果胸が小さくなってしまうのです。
さらに胸が大きくなることで伸びた皮膚が、
胸が小さくなることで垂れてしまうことも、
しぼんだ胸になってしまう
原因にもなっています。
小さくなった胸を復活させるための対処法は?
まず、分泌が減っている
女性ホルモンのエストロゲンを、
食事からイソフラボンを適量摂取することで
補うよう心がけましょう。
豆腐や納豆等の大豆製品をはじめ、
山芋・ザクロにも含まれています。
また、体内でエストロゲンは
卵巣で作られています。
卵巣の老化を防ぐため、アーモンドやアボカド、
モロヘイヤ等に含まれる
ビタミンEも摂取すると良いでしょう。
さらに、ニンニクやバナナに含まれている、
ビタミンB6には、
エストロゲンの代謝を良くする効果もあります。
そして、胸の肉を支えている大胸筋を、
以下の手順で鍛えることもお勧めです。
1,背筋を伸ばし、肘と床が平行になるよう、
両手の平を胸の前で合わせます。
2,両手の平を中央に向かって強く押したまま、
10秒キープします。
これが1セットとなりますので、
毎日10セット行うように続けてみてください。
・・・いかがでしたか?
産後から授乳後にかけて
胸が小さくなってしまう、
その根本的な原因を抑えることは
難しいのが実情です。
育児の隙間時間を使って、
日常的にできることから
小さくなった胸をケアしていきましょう。