授乳後のしこりの原因と対処法とは？
母乳育児中のお母さんに
起こりやすいトラブルが胸のしこりです。
石のように硬いしこりや、
柔らかくて弾力のあるしこりであったりと、
しこりの症状も人それぞれです。
人によっては、
胸の上部がカチカチになってしまったり、
岩のようになってしまったりすることも
あるようです。
また、しこりに伴う症状として、
胸に痛みや熱があったり、
乳首に白いかたまりがあったりします。
授乳中に痛みを感じることがあったりと、
こちらも人によって違う症状を伴います。
症状が軽いうちに対処することで、
乳腺炎を防ぐことに繋がりますが、
そもそもしこりの原因が
気になると言う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
授乳後の胸のしこりが気になる方へ、
その原因と対処法をご紹介します。
胸にしこりができる主な原因
しこりの原因は、赤ちゃんの飲み残した母乳が
乳腺にたまってしまうことにあります。
赤ちゃん自身が
上手に母乳を吸えていない可能性もありますが、
実はお母さんの乳管が細く、
詰まりやすくなってしまっていることが
原因と考えられます。
この場合、脂質や塩分の高い食事や
甘いものを過剰摂取することで、
より詰まりやすくなってしまうため、
食生活も原因となり得ます。
2つめの原因としては、
授乳スタイルや回数が少ないことで、
使っていない乳管がでてきてしまいそこが、
しこりとなることです。
３つめが、お母さんの疲労やストレスが
原因となっている場合です。
育児中は授乳も昼夜問わずになるため、
生活が不規則になり免疫力も低下します。
心身ともに疲れが溜まり、
血流が悪くなることで、
乳管を詰まらせてしまうということがあります。
胸のしこりが気になった時の対処法
食生活を和食中心にするなど、
摂取する栄養バランスも大切ですが、
胸のしこりにはマッサージが効果的です。
胸のしこりを解消するためには、
生成された母乳を、
赤ちゃんに残さず飲んでもらうことです。
ですから、母乳の出を良くするマッサージや、
赤ちゃんが母乳を吸いやすくなるために
乳首を柔らかくする
乳頭マッサージをすることで、
飲み残しをなくしていきましょう。
また、乳管が詰まってしまった場合にも、
乳頭マッサージをすることは効果的です。
そして、同じ授乳スタイルも
乳管が詰まりしこりの原因になります。
たて抱きやよこ抱き等、
色々な抱き方をしてまんべんなく授乳でき、
様々なな方向に発達している乳腺を
詰まらせてしまうことを解消できます。
母乳を溜めすぎないため、
授乳時間を空け過ぎないようにも
気をつけましょう。
もしも、なかなかしこりが
改善されないようであれば、
授乳後に胸全体から絞って搾乳することも
改善方法の1つです。
また、疲れやストレスも
しこりの原因となります。
赤ちゃんのお昼寝にあわせて一緒に休む等、
意識して体を休めるようにしていくと
良いでしょう。