授乳の姿勢で縦抱きのコツや意識することとは？
授乳スタイルにはいくつか種類があります。
代表的な方法は、産院で最初に習う
授乳の基本スタイルである横抱きです。
赤ちゃんを小脇に抱えるフットボール抱き、
赤ちゃんを太ももに乗せ向かい合う縦抱き、
そして、横になって向かい合う添い乳です。
1日に何度も行う授乳ですから、
無理な姿勢では体に負担をかけます。
赤ちゃんにとっても
授乳しやすい体勢があるため
双方にとって楽な授乳スタイルを
見つけていきたいものです。
そこで今回は、色々ある授乳スタイルの中から、
縦抱きについて意識する姿勢等の
コツをご紹介していきます。
縦抱き授乳のメリットとは？
首が座っていない赤ちゃんを、
しっかりと手で支えることができること。
体が小さくおっぱいに吸い付くことが難しい
月齢の赤ちゃんへの
授乳がしやすいというメリットが
縦抱き授乳にはあります。
そして、縦抱き授乳は
赤ちゃんが乳輪までしっかり
くわえることができるスタイルなので、
乳頭が短い方にもお勧めです。
授乳中の赤ちゃんを見ることができる縦抱きでは
赤ちゃんの口と乳頭の高さが合わせやすいです。
深く吸い付いているかの確認もしやすいため、
横抱き授乳が合わない時に
試して頂きたい授乳スタイルになります。
縦抱き授乳の姿勢で意識することは？
縦抱き授乳の姿勢で意識したいのは、
前のめりにならないことです。
実は、縦抱き授乳では前のめりになりやすく、
乳房全体を赤ちゃんへ押し付けてしまい、
うまく授乳ができないということが
起きがちです。
背中にクッション等の背もたれをあて、
リラックスした姿勢をとるよう
意識することを心がけましょう。
また、赤ちゃんのおしりに
枕等で上げ底ができない場合には、
お母さんの足自体を高くするために台を置き、
膝を高くする方法があります。
縦抱き授乳の抱き方とコツをご紹介！
前述の姿勢で座ったら、授乳の用意が完了です。
赤ちゃんを授乳するおっぱい側の
太ももにまたがらせます。
上半身が反らないように注意しながら、
赤ちゃんの首と背中をしっかり固定します。
上げ底用のクッション等を
赤ちゃんのおしりに敷く必要がない場合には、
タオル等を敷いて、
赤ちゃんが滑り落ちないようにしてください。
赤ちゃんを抱いた時、
赤ちゃんの口元が
乳首より少し下になるように抱くことが、
授乳をしやすくするコツです。
そうするとこで、赤ちゃんがあごを軽く上げて、
飲むようになりますが、
これがお母さんにとっても赤ちゃんにとっても
授乳しやすいバランスだからです。
授乳にあたり試行錯誤を繰り返しながら、
母子ともに楽な授乳スタイルを
見つけていきたいものです。