授乳中にアルコールで何時間後に授乳できる?
無事出産を終えて、妊娠中ずっと我慢していたお酒で祝杯をしたいのすが、
母乳をあげているので飲酒は叶わない…なんて経験ありませんか?
しかし、毎日の子育てストレスがたまるものです。
たまには一杯飲みたい気分の時もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、授乳中にアルコールは何時間で授乳中出来るかと、
赤ちゃんへの影響を紹介します。
赤ちゃんへの影響
アルコールを含まれた母乳を飲んだ赤ちゃんは、
脳や身体に発達の遅れや障害を引き起こす恐れがあります。
具体的には、低身長や低体重、記憶障害や学習障害を引き起こす可能性があるのです。
「授乳中のアルコール摂取と発達障害の関係は?」で、
詳しくしょうかいしていますので、参考にしてください。
缶ビール1缶なら大丈夫だと言う助産師さんもいるようですが、
危険がない飲酒量は欧米でも250ml程度です。
欧米人より小柄な日本人が、缶ビール1缶飲んでは、危険なのです。
ちなみに厚生労働省では、妊娠及び授乳中の飲酒の安全性は避けるべき、
と呼びかけています。
母乳への影響
アルコールは母乳へも影響も及ぼします。
母乳は、「プロラクチン」というホルモンの働きで作られています。
そのプロラクチンの分泌を、アルコールが抑えてしまうのです。
そのため、いずれ母乳自体の分泌量が減ってしまうのです。
また、「オキシトシン」というホルモンの分泌も減ってしまうので、
赤ちゃんがおっぱいを吸っても母乳が出にくくなってしまいます。
母乳育児のお母さんにとって、アルコールは大敵なのです。
飲酒後の授乳は何時間後から?
それでも、どうしても飲酒しなければならない場合は、丸一日間隔をあけましょう。
血中のアルコールは、飲酒後1時間でピークになり、
さらに30分〜1時間かけて半減、消失するとされています。
そのためアメリカでは、飲酒後2時間後を目安に、授乳を再開して良いとされています。
しかし、これはあくまでもアメリカ人に対しての基準です。
日本人に適応する基準かは分かっていません。
また、アルコールの耐性は個人の体質によって違うので、
日本では飲酒から何時間後の授乳ならば影響がないという、
はっきりとしたデータありません。
丸一日授乳を中断し、二日酔いなどなく完全にアルコールが抜けたと確信できてから、
授乳するようにしましょう。
・・・いかがでしたか?
このように、アルコールは赤ちゃんだけでなく、母乳にまで影響があるのです。
授乳中は、なるべく飲酒は避けられると良いようです。
それでも気分転換をしたい時は、粉ミルクと混合にして1日あけるなど工夫しましょう。
また、他の気分転換方法を探すのもオススメですよ!
どうか、アルコールが赤ちゃんに影響が及ばないようにして下さいね!