離乳食後 授乳 いつまで

離乳食後の授乳はいつまで?

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赤ちゃんも5か月ほどになると離乳食が始まります。
とはいえ、初めから離乳食ばかりというわけにはいきませんね。
離乳食の後に母乳やミルクを与えているお母さんは多いです。

 

先日、2歳になっても卒乳してくれないと
母乳外来に相談に来ている母子をお見掛けしました。
男の子だし、2歳にもなって卒乳できないなんて恥ずかしいと言うのです。

 

かと言って母乳をあげないと凄まじい泣き方をしてどうにもならないのだそうです。
子供の成長と授乳について同様にお悩みをお持ちのお母さんは多いことでしょう。
今回は、離乳食後の授乳はいつまでするのか、についてご紹介します。

 

離乳食後の授乳はいつまで?

 

おおよそ5か月になると、離乳食が始まります。
離乳食が始まったばかりのころは、離乳食と授乳を平行してあげます。
いきなり授乳しなくなることは、赤ちゃんが不安になってしまいますし、
最初から離乳食で十分な栄養が摂取できるとは限りません。

 

また、お母さんの母乳もいきなりあげないようなことをしてしまうと、
乳腺炎になってしまう可能性もあります。
母乳は離乳食の消化の手助けもしてくれます。
赤ちゃんが欲しがるようなら授乳を続けましょう。

 

理想としては、少しずつ授乳の頻度を減らしていくことです。
1歳を過ぎるころには、
離乳食だけでも十分栄養を体に取り入れることができるようになります。

 

そのため、栄養素という観点だけでみれば、
この時期に母乳は必ずあげるべきものではなくなってきます。
しかし、先にも述べたように急に断乳することは、
赤ちゃんにとって大きな不安を与えてしまいます。

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お子さんが授乳を求めるうちは精神安定剤としてあげるようにしましょう。
WHOでも2歳を過ぎるまで授乳をすすめています。
2歳を過ぎるまで授乳を続けているお母さんもたくさんいます。
2歳にもなってと焦る必要はありません。

 

離乳食後の授乳はお子さんにあわせて少しずつ減らしていけば大丈夫です。
周りと同じである必要はありません。
その子なりの成長を受け止めてあげてください。

 

ガイドラインを参考にしてみる

 

授乳や離乳について悩むお母さんは尽きません。
それは、時代の変化とともに子育ての環境も変化しているからです。
お母さんは常に新しい環境・状況と戦っています。
わからないと思うことは当然なのです。

 

最近の生活環境の変化に併せて、
2007年に厚生労働省が「授乳・離乳の支援ガイド」を作成しています。
授乳や離乳について目安時期が記載されています。

 

これはあくまでガイドラインですが、
初めての子育てと、ほぼ一人で戦う多くのお母さんにとって指針となってくれます。

 

記載される数字はあくまで目安ですので、必ず前後します。
記載された数字にあまり固執せず、お子さんのペースに合わせてあげてください。

 

・・・いかがでしたか?
赤ちゃんの成長は、個人差が非常に大きいです。
まったく同じ成長をするお子さんなんて一人もいません。

 

今までの世の中の経験により、
おおよその目安はありますから、参考にはしましょう。
しかし、明確な正解の時期はありません。
可能な限りお子さんの自然な卒乳に付き合ってあげられるとよいですね。

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