オムツ替えは授乳の前か後か?
一般的に多くの方が、
オムツ替えのタイミングについて、
オムツ交換後に授乳というような
認識を持っております。
産院でもそのように指導を受けるようです。
しかし、オムツ交換を先にすると
泣き出してしまったり、
興奮状態に陥ってしまう赤ちゃんも多いです。
そのため、
オムツ交換後に授乳しても飲んでくれず
困っているお母さんも多いのが実状です。
そして、授乳中に排泄する赤ちゃんも多く、
オムツ交換後に授乳をすると、
再度オムツ交換が必要になる場合もあるため
授乳後にオムツ交換をしているお母さんも
少なくないようです。
それでは、オムツ交換は授乳前と授乳後と
どちらにした方が良いのでしょうか。
授乳前にオムツ交換が推奨されている理由
授乳後、赤ちゃんが
おなかいっぱいになった状態で
オムツを交換すると、
足を持ち上げることでおなかが圧迫され、
吐き戻してしまう可能性があります。
そして、オムツが濡れていると、
授乳をしても飲みが悪いということも、
授乳前にオムツ交換が必要とされている
理由です。
また、赤ちゃんによっては
授乳後ウトウトしているところを、
オムツ交換をすることで、
ぐずって起きてしまうため
授乳前のオムツ交換が
都合が良いということもあります。
しかし、赤ちゃんの消化器官は連動しており、
授乳中も飲みながら、
うんちやおしっこをすることが多く、
授乳後にオムツを確認すると
汚れていることも少なくありません。
そのため、授乳前にオムツを交換し、
授乳後オムツが汚れていたら
再度オムツを交換するというお母さんもいます。
授乳後のオムツ交換は問題あるの?
授乳前のオムツ交換が一般的で、
産院でもそのような指導を受けます。
しかし、実際の育児の中で、
授乳後のオムツ交換の方が
赤ちゃんの機嫌が良く、
授乳中もよく飲んでくれる等、
授乳前のオムツ交換より
授乳後の方がスムーズに行くということも
多いようです。
おなかが空いて泣いている時に、
先にオムツを交換しようとしても、
手足をばたつかせ上手くいかないので、
先に授乳をしてから
オムツ交換しているというケース。
授乳前にオムツ交換しても、
授乳中に少量のうんちをする赤ちゃんもおり、
オムツがたくさん必要になることから、
授乳後にオムツを交換している
ケースもあるようです。
最近の紙オムツは性能が良く、
オムツが汚れていても
赤ちゃんが不愉快に感じる度合いが
昔と比べ格段に少なくなっているため、
必ずしも授乳前にオムツを交換しないことが、
授乳量の減りに繋がるということは
ないようです。
ですから、一般的に推奨されている
授乳前のオムツ交換が、
全ての赤ちゃんに適しているとは
言い難いというのが現状です。
赤ちゃんに合わせて、
おなかが空いて泣いているので、
まず授乳と考えるお母さんもいますし、
オムツをきれいにしてスッキリしてから
授乳というお母さんもいます。
つまり、昨今の紙オムツの性能を加味すると、
赤ちゃんが喜ぶやり方を
普段の育児の中から見つけて頂くことが、
より重要になります。
しかし、うんちやおしっこをしたオムツを、
長時間交換せずにいると、
あせもやかぶれ等を招いてしまいます。
慣れない間は見極めが難しいものですが、
赤ちゃんが肌トラブルを起こさないよう
授乳前後は特にこまめに観察しましょう。