授乳 生理 排卵 要因

授乳中に生理でも排卵がない要因とは?

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出産後、女性の身体は
赤ちゃんを育てるための準備に入り、
基本的には次の妊娠は、
しづらいと言われています。

 

授乳中は、
母乳を生成するためのホルモン分泌が増え、
排卵を抑制するからです。

 

出産から授乳期において、
身体の中では色々な変化が起きていますが、
約7〜8割の女性が
産後1年以内に生理が再開しています。

 

しかし、ホルモンバランスの変化等には、
個体差があります。

 

産後3ヶ月で生理が再開したという人や、
1年経っても再開しない人もおり、
一概には言えないというのが実情です。

 

では、授乳中に生理が再開した場合、
排卵はしているのでしょうか。

 

年齢や職場復帰等、
それぞれの家族を取り巻く環境の中で、
早く次の赤ちゃんがほしいと
考えている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、
授乳中の生理再開で排卵がない場合に、
考えられる要因等についてご紹介します。

 

産後の排卵周期や生理周期は不安定になりがち

 

「生理が再開したと思ったら次が来ない…」
「出産後、月に複数回生理が来る…」

 

産後、排卵を促すホルモンの分泌が、
抑制されている女性の身体は、
授乳の頻度や回数等の変化により、
徐々にその機能が高まっていきます。

 

身体の状態が整い、ホルモンの分泌が開始され
生理が再開するものの、
排卵をうまくコントロールできないと、
上記のような状況が起きるのです。

 

こういった状態の生理では、
排卵を伴っていない可能性が高く、
排卵をうまくコントロールできない期間に、
起こりやすいと言われています。

 

こういった要因が、
排卵周期や生理周期の不規則さにも
繋がっています。

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授乳中に妊娠しづらいと言われるのはなぜ?

 

授乳回数が頻回な間は、
母乳を生成するホルモンである、
プロラクチンが多量に分泌されるため、

 

基本的には排卵を抑制され
生理の再開はありません。

 

赤ちゃんを育てる
ことを優先できるように、
お母さんの身体に変化が起きるのです。

 

赤ちゃんの離乳食が始まり、
授乳の回数が減ってくると、
排卵の抑制という働きをする
上記のホルモン分泌が減り、生理が再開します。

 

しかし生理再開後も、
回数は減りつつも授乳は継続しているため、

 

プロラクチンの量が多くなりやすく、
卵胞の成長が遅くなり
妊娠に繋がりにくくなります。

 

卵胞は20mm程度大きくなると排卵をするため、
成長が遅れることで排卵に時間がかかったり、
無排卵になってしまうことがあるのです。

 

それが、授乳中に生理が再開しても
妊娠しづらい要因の1つであると
考えられています。

 

無排卵月経のチェック方法

 

早く次の子どもが欲しいと考えている、
お母さんにとって、
排卵されているのかどうかは
とても気になることでしょう。

 

ご自身で排卵の有無をチェックするなら、
基礎体温を付けることがお勧めです。

 

妊娠前のように、
生理周期の中で体温がきちんと
低体温と高体温に分かれているようであれば、
排卵を伴う生理の再開だと考えて良いでしょう。

 

その逆で体温がバラバラの場合には、
排卵していない生理だと考えられます。

 

産後の女性に無排卵月経は起こり得ることで、
多くの女性が経験することですので、
過度な心配は不要です。

 

もしも、生理不順の状態が
3周期以上続いた場合には、
一度医師と相談してみると良いでしょう。

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